あの日あの時あの人はVol.6 (2014年)

懐かしい校歌

13期生 手柴 保司

昨年の稲耕会東京支部同窓会は通算46回目で約90名の方々が参加されました。この同窓会には稲校近隣高校の関東地区同窓会関係者の方をお招きしていますが、嘉穂高校同窓会役員H氏へのインタビューで思いがけないお話をお聞きしました。
H氏は鴨生小学校を昭和20年3月に卒業されたとのこと、御年81才になられます。
そして当時のお住まいは稲築町銭代坊下町だったとのことです。
鴨生小学校は昭和18年12月に火事で焼失し、再建された時に校歌も新しくなったため、昔の校歌を覚えている人は現在ではいらっしゃらないようです。
H氏は火事のこと、校歌の由来、作詞・作曲家の名前など当時のことを鮮明に記憶されていました。
そして今でも小学校の同級生とあちらこちら旅行されているとのことです。
こんな話を後ろで聞いていたK子さんが、「私の姉も同級生で一緒に旅行に出かけています」とつぎつぎ話の輪が広がりました。
最後にはH氏に旧鴨生小学校の校歌を歌って頂きましたが4期卒業のMさんも歌を思い出して一緒に歌われました。H氏は小学校を卒業して70年近く、今でも朗々と校歌を歌われる姿に、わたしも感動を覚えました。
東京支部同窓会では毎年、稲築町の小中学校の校歌をそれぞれの卒業生の皆さんで、合唱しています。岩崎、平、鴨生小学校及び稲築、稲築東中学校の校歌です。校歌と共に昔の学校生活などを思い出すのも同窓会ならではのことですね。